2009年12月27日

iPhoneアプリ/TrueHDRとProHDR

iPhoneのカメラは3GSになりようやく300万画素となったとは言え、普通のケータイに比べればそれはしょぼいもの。前に使ってたケータイは800万画素でそれに比べるとため息も出るってもんです。

ただ、iPhoneの凄いところはしょぼいカメラ機能もアプリの力でなんとかなるところ。カメラアプリは泥沼の如く金を浪費してくらしいけど(兆候アリ)、まずはデジカメ世界でもやっと高額機種に乗り始めたHDRからレビューしてみる。

HDRだと何が凄いのか。よくある次のような写真を例にする。

hdr01

どこにでもあるような冬の海。空が良い感じだったので空を撮ってみると砂浜真っ暗。かといって砂浜にAF持ってくと空は真っ白。どうしたらいいのー、という状態は良くある光景。この失敗とも言える2枚の写真を上手い具合にブレンドして見た目に近い写真を作り出す、というのがHDR。こんな写真になる。

hdr07

暗部を持ち上げてどうこうとかじゃなくて、明暗2枚合成タイプの本格的なものとして現在2つあるみたいなのでどっちも買ってみた。比較はこのエントリの最後に。

■TrueHDR

  TrueHDR 1.0.1

初のiPhone用本格HDRアプリという鳴り物入りで登場したアプリ。紹介記事読みあさってすっげーなあもう!と飛びついた。適当に操作風景のスクショを挙げる。

 

TrueHDR01 

タイトル画面。

上から 「写真撮影」 「カメラロールから選択」 「ソフト使いこなしtips」

 

TrueHDR08 TrueHDR02

「写真撮影」

カメラが起動。3GSならAFが効くので、非常に明るい所を中心にしたものと、それに比べれば暗い所を中心としたもの、以上2枚撮影する。 なお、写真を2枚合成するのでできる限り構図は同じにすること。これが手持ちだと難しい。

「カメラロールから選択」

カメラロール起動。先に撮影しておいたものを2枚選択する。選ぶと画面下の枠内に入り、Margeを押すと処理が開始される。 なお、枠内に余裕があったので3枚選べるのかと思ったら怒られた。

 

TrueHDR03 

上記どちらの方法も処理が開始されるとこの画面。かなり待たされる。

 

TrueHDR04  

できたっぽい。 この画面でできることはキャンセル系以外では3つ。

「できあがりを拡大」 「できあがりをメール送信」 「カメラロールへセーブ」

 

TrueHDR06TrueHDR05

「拡大」

写真上でピンチアウトすると拡大。ピンチインで縮小。けっこうな倍率まで拡大して詳細を確認できる。

「メール送信」 画面下部真ん中のボタンでメール送信可能。

 

TrueHDR07

タイトル画面で「使いこなしtips」開くとこの画面。英語なので読む気が失せる。

 

■ProHDR

  Pro HDR 1.0

TrueHDRの二番煎じのようでありながら後発の強みを発揮し、個人的にはこっちの方が好き。後の比較でその理由も明らかに。まずはスクショでも。

 

ProHDR01

タイトル画面。 上から

「写真撮影」 「カメラロールから選択」 「設定」 「ヘルプ」

 

ProHDR10

「写真撮影」

TrueHDRと同じくカメラが起動。同様に、3GSならAFが効くので、非常に明るい所を中心にしたものと、それに比べれば暗い所を中心としたもの、以上2枚撮影する。

TrueHDRと違い撮影にはコツがあって、1枚目には明るい部分を対象とした撮影、2枚目に相対的に暗い部分を対象とした撮影、という順番で行わなければならない。逆順にすると合成失敗。

 

ProHDR02 ProHDR03

「カメラロールから選択」

TrueHDRと同じくカメラロールから選択。こちらはフォトギャラリーも対象らしい。 まずは1枚目を選択。英語でヒントが出てるように、全体的に暗い画像(明るい部分を対象としたものは露出が暗くなる)を選択。 なお、選択する画像に制限があり、一辺最低400ピクセル以上でないと怒られる。

続いて2枚目を選択。 こちらもヒントにあるとおり全体的に明るい画像(暗い部分を対象としたものは露出が明るくなる)を選択。 この「対象(明)」→「対象(暗)」という順番がこのアプリでは重要らしい。

 

ProHDR04

TrueHDRと違ってMargeなんてボタンもなく、2枚目を選んだ瞬間に処理が開始される。こういった動作はなんかサクサクしてて好み。

 

ProHDR05 ProHDR06

処理完了。TrueHDRに比べると相当速い。 この画面では

「写真拡大」(写真右下矢印) 「カメラロールへセーブ」 「メール送信」

さらに画面下部のバーからは以下の調整が可能。

「明るさ調整」 「コントラスト調整」 「彩度調整」 「色味調整」

写真を拡大した状態が上図右。 TrueHDRと違いピンチアウトは受け付けず、この全画面表示が最大の拡大。 おそらく画像調整のプレビュー表示のレスポンスのために縮小表示してるんだろうなあ。でも細部も見たいぞ。

 

ProHDR07

調整バーをいじる。 割と標準の状態でも良い感じなんだけど、いろいろといじれるのは良いのかも。適当に夕焼け風味になりました。

 

 ProHDR08

メール送信。 設定によりフルサイズ送信も可能。

 

ProHDR09

TrueHDRにはない設定画面。 カメラ撮影の際にHDR合成前の画像を保存するかどうか、HDR画像をフルサイズで保存するか、等。 フルサイズ記録に設定すると、3GSで2048*1356までの大きさで保存される(実際は重ね合わせ処理のため若干小さくなる)。TrueHDRに比べると大きなアドバンテージ。

 

ProHDR11 ProHDR12

タイトル画面から行けるヘルプ。もちろん英語。読んでみようかな、という画面構成だけど・・・ 中身は画像もない英文のみ。辛い。

 

■比較

とまあ、こんな感じに2つのアプリの紹介をしてみたのだけど、気になるのはその実力。比較してみた。 

hdr01

冒頭の2枚の写真。これを使い「カメラロールから選択」でHDR写真を合成してみる。結果は、

 hdr02

左がProHDR(未調整)、TrueHDR。縮小して大きさを合わせてある。

これだけで見るならもうProHDRの圧勝。TrueHDRは砂浜になぜか青々とした草が生え繁ってます。TrueHDRでは色味の調整もできない。これは痛い。ProHDRは未調整でも自然な感じ。

 

次はこの写真。 

hdr03

これらアプリは2枚撮影が必須になるが、三脚なんか使わずに手持ち撮影でサクっと撮影したいわけで。わざと構図をずらした写真を用意してみた。わかるかな?

 

hdr04

左がProHDR(未調整)、TrueHDR以下略。

ProHDRは処理完遂できず落ちた・・・。再起動したりして何度やってもこの写真はダメ。TrueHDRはぶれてるけど一応合成完了。なお、この元写真だけは標準カメラアプリで撮影したものなのでGEOタグが付いてた。これが原因とは思えないけど一応記載。

 

ProHRはブレに弱いというわけではなく、どうも特定のシチュエーションで不審な動きをするみたい。もう一つこのシチュエーション。 

hdr08

 

合成してみると・・・ 

hdr09

ProHDRはなんじゃこりゃ!な状態。TrueHDRに比べると処理が苦手なシチュエーションが多いのか?

 

ついでに「手持ちによる不意な構図変更」したものでブレがわかるものを拡大。 

hdr05

元の写真の大きさが違うのでProHDRの方が鮮明に分かるけど、いくらアプリが上手いこと重ね合わせ処理をしてくれるからと言っても処理しきれない部分は残るので、極力手持ち撮影時は構図を変えないように踏ん張るべし。

 

もう一つ蛇足ながら、写真選択時に「明るい対象」→「暗い対象」という順番を逆にしてみるとこうなる。 

hdr06

TrueHDRは処理に選ぶ順番は関係ないようだけど、ProHDRはもろに影響を受ける。処理失敗。

 

比較のまとめとしては下表。 
  TrueHDR v1.0.1 ProHDR v1.0
価格 230円 230円
平均処理時間 約20秒 約10秒
最大保存サイズ 960*720 2048*1356
画質調整 なし 明るさ、コントラスト、 彩度、色味
画像色味 緑かぶり気味 自然、白っぽい
重ね合わせ処理 時々×
処理後拡大 フル 制限
オススメ度

処理時間・サイズは3GSの場合、ProHDRの平均処理時間はフルサイズ記録時のもの。 どっちを買う?と聞かれれば断然ProHDR。このサクサク感はけっこう使ってみようという気にさせる。TrueHDRはせめて処理時間とサイズがなんとかならないとどうも使う気になれない。とは言えどちらもまだver1.0と世に出たばかり。今後のバージョンアップに期待しております。

posted by vyooke at 22:08 | Comment(0) | iPhoneアプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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